注文住宅を建てる土地の費用

土地の値段の決まり方

注文住宅を建てるために土地を購入する場合には、その値段に注意する必要があります。というのも、土地の値段には決まりがないため、不動産取引に不慣れな場合、つい提示された金額が正しい値段であると思い込んでしまう恐れがあるからです。実際には、金額は売り手と交渉することによって値下げできる場合があるため、まずは土地の正当な評価額がどれくらいかを知る必要があります。評価額を知るには、過去に似たような土地がどれくらいの金額で取引されているかを調べるのが手っ取り早い方法です。国交省が公表しているデータベースを使えば情報が得られるため、いくつかの取引事例を参考にして自分が購入しようとしている土地の評価額を算定し、それを基に交渉するとよいでしょう。

諸経費にも注意すること

土地を購入する場合には、土地そのものの価格以外に様々な諸経費が必要となる点に注意しなければなりません。諸経費のうち、もっとも金額が大きくなりやすいのは、不動産業者に支払う仲介料です。一般的には取引価格の3パーセントに6万円を加えた金額とされているため、例えば3,000万円の土地を購入した場合には186万円の仲介料が発生することになります。また、仲介料には消費税も課されますので、税込みでは200万円を超える支出となるのです。また、それ以外では、土地の所有権の移転登記にかかる費用も必要となります。登録免許税に加えて、手続きを司法書士などに依頼する場合の手数料も発生しますので、それらを合わせると数十万円の支出となるのです。